◇トーン
スクリーントーン、コミックパターン、コミックスクリーン等の商品名で販売されている、表にパターンを印刷・裏に糊が付いたフィルムのことを指します。
印刷所経験談でも多く寄せられる御意見に「トーンの再現性が…」というものがあります。せっかく頑張って貼ったトーンが綺麗に印刷されるかどうかは印刷所を選ぶ際にも大きなポイントだと言えるでしょう。
ただ、最近発行されているトーンは、必ずしも印刷に適しているとは言い難いものが多いので、注意が必要です。
トーンを購入する際は、
○印刷がグレーになっていないか
→トーンも「真っ黒」な線、点で印刷されたもの以外は印刷には不向きです。特に効果に使われる柄トーンの場合、グレーになっているものが多いので気をつけてください。
○糊(のり)、フィルムが黄ばんでいないか
→古くなって劣化したトーンは、のりやフィルムが黄ばんできます。
また、古くなってしまった糊は接着力に難があるため、印刷所に届く前にトーンがはがれてしまうこともあります。
以上2点をチェックすることが大切です。
イベント会場で8枚1000円などの激安価格で販売されているトーンは、はっきり言ってお勧めできません。
よくトーンを見てみれば判りますが、印刷もムラがひどく、糊も半透明というより白に近いため、線の上に貼ると線が隠れてしまい(よくこすって貼り付けても、糊が白いので意味なし)結果的に印刷に出ない原稿が出来上がってしまいます。
どうしても使いたいのであれば、トーンを貼った原稿を一度コピーし、そのコピーしたものを印刷用原稿に使うと良いでしょう。
オフセット印刷には写らないトーンも、コピーでならOKという場合も多いようです。コピーにすら写らないようなものは、問題外です…
トーンは、貼った後に必ずトーンの裏紙を当ててしっかりこすり付けましょう。その際、スタイラスなどの専用道具を使うと力も要らず便利です。
細かい部分や、はがれては困るところはメンディングテープでカバーし、さらにその上からもこすって密着させると安心です(テープの影が印刷に出てしまうこともありますが)。
この際、セロテープを使わないように気をつけましょう!セロテープは変色・劣化が激しいので、原稿を傷めてしまいますよ。
また、どんなに品質の良いトーン&印刷所でも、むやみに濃すぎるトーンや逆に薄すぎるトーン、グラデーショントーンの一番濃い部分などは再現されにくいものです。
原寸印刷の場合は大丈夫でも縮小印刷だと駄目なことも多いので、気をつけましょう。
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